前提と注意事項
- Power Automate Desktop がインストール済みであること。
- Windows11 Home 22H2 で確認した作業になります。
- Slack の Incoming Webhook の設定が済んでいること。 Slack の Incoming Webhook の設定方法は以下の記事を参考にしてください。
この記事のゴール
Power Automate Desktop から Slack の Incoming Webhook を使用して、Slack にメッセージを投稿するところまでがこの記事のゴールです。
Power Automate Desktop で Slack にメッセージを投稿する
Slack の Incoming Webhook を利用するために、Power Automate Desktop でWebサービスを呼び出します
というアクションをダブルクリックして使用します。

Webサービスを呼び出します
アクションをダブルクリックすると、以下のような画面が表示されます。

上記でそれぞれ以下のように設定します。
- URL: Slack の Incoming Webhook の URL を入力します。Incoming
Webhook の URL は
https://hooks.slack.com/services/T00000000/B00000000/XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
のようなフォーマットです。 - メソッド: POST を選択します。
- 受け入れる:
application/json
を設定します。 - コンテンツタイプ:
application/json
を設定します。 - 要求本文: Slack に投稿するメッセージを設定します。
{"text": "投稿したいメッセージ"}
のようなフォーマットで設定します。
また、詳細
部分で以下のように要求本文をエンコードします
をオフにします。

以上で保存
ボタンをクリックして保存し、フローを実行すると設定した Slack の Incoming Webhook にメッセージが投稿されます。
変数を使ったメッセージを送信する
次に何かの変数に格納された値をメッセージに含めて投稿します。ここでは単純な例として、変数を設定する
アクションを使って以下のように適当な文字列を変数NewVar
に設定します。

あとは変数NewVar
を以下の画像のようにWebサービスを呼び出します
の中の要求本文でそのまま記述して使用できます。

これで動的なメッセージを Slack に投稿することができます。
まとめ
Power Automate Desktop で処理中の処理が完了した場合や、何か通知したい時に Slack にメッセージを投稿することができ便利です。